健康

【実体験】アプリでコロナ陽性者と接触の通知!PCRまでの手順

昨今流行中の新型コロナウイルス肺炎。国内の感染者が確認されて半年以上経つ今でも私たちの不安は拭きれませんよね。

そんな中で開発された接触確認アプリCOCOA、皆さんはインストールしていますか? Bluetoothの機能により、陽性者との接触が確認できるアプリです。

気休め程度に入れている方も多いのではないでしょうか。しかしいざ「陽性者との接触がありました」という通知があったらどうすれば良いか混乱すると思います。

この記事では、陽性者接触の通知が来てからPCR検査を受けるまでの手順を紹介しています。私の実体験なので、今後通知を受けた方の役に立てると思います。






コロナアプリから通知が!最初にするべきことは?

まず初めに実際に起こった事例を紹介します。

●通知センターにて「陽性者と接触があった可能性があります」との通知あり→通知をタップすると通知は消えてしまい後から見えなくなった

●しかし、コロナアプリを開き「陽性者との接触を確認する」を見ても、「陽性者との接触は確認されませんでした」と表示が出る

「通知があったのに、アプリの内容と矛盾がある」と言うのは、現時点(2020年9月)でアプリの不具合だそうです。このことから、「通知を見逃さない」ことが重要となります。iPhonneで言う「通知センター」は、不要な通知も多かったりと無意識に消しがちですが、COCOAの通知は見逃さないように気を付けましょう!

また、厚生労働省の「接触確認アプリお問い合わせ窓口」からの返信は下記のようなものでした。

本来、陽性者との接触が確認された場合、アプリの「陽性者との接触を確認する」のページ上に相談窓口の連絡先や接触日の表示がされる仕様になっておりますが、不具合に該当する利用者様のアプリではこれらが表示されない状況となってしまっております。多大なご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。

スマホに記録されているログを確認し一致したキーの数をみる

前述したアプリの不具合の件もあり、「陽性者と接触があった可能性があります」の通知があったのに、アプリでは「陽性者との接触は確認されませんでした」となる場合、下記のようにして自分でログを確認する必要があります

■Androidをご利用の方
「濃厚接触の可能性の通知」というページが表示された、という内容の場合、「アプリからの接触確認リクエスト」は陽性者との濃厚接触の履歴ではなく、陽性者との濃厚接触があったかどうかチェックを行った履歴になります。
そのため、ページ内に記録されている日時は他者との接触があった日時ではなく、端末がチェックを行った日時になります。
また、時間をタップいただくと確認内容の詳細ページに進み、タイムスタンプ、キーの数、一致した数などの詳細が確認できますが、一致した数が0の場合は陽性者との接触はございませんのでご安心ください。
同ページの参照方法は、
Androidの設定→Google→COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の濃厚接触の可能性の通知→アプリからの接触確認リクエスト
(※下の「ランダムなIDを削除」を実行しないようご注意ください。)
からご確認いただけます。

■iPhoneをご利用の方
「COVID-19にさらされた可能性があります。新型コロナウイルス陽性登録者と接触した可能性があります。詳細はこちら。Appからその接触の日付、期間、および信号の強さにアクセスしました。」という通知が表示された場合は、
[iOS13.6以前]
iOSの設定→プライバシー→ヘルスケア→COVID-19接触のログ記録→接触チェックの記録
[iOS13.7]
iOSの設定→接触通知→接触のログ記録の状況→接触チェックの記録
のページ内にある接触チェックの記録の中に一致したキーの数が0ではない記録があるかご確認ください。
Android同様、一致した数が0の場合は陽性者との接触はございませんのでご安心ください。

また、ログの確認方法はこちらのサイトも参考になりますので見てみてください。

CLINIC FOR

ログの詳細にて「一致したキー」が「1」以上である場合は、陽性者との接触があったことを示します。

陽性者との接触がいつあったのかを調べる

これは必ずしも確認しなくていけない事項ではありませんが、陽性者との接触があった、とわかった場合、「いつ接触したのだろう?」と思うのが自然かと思います。

厚生労働省の公式情報では、「接触日時を特定することは現時点ではできない」旨の案内がされています。

しかし、個人的に調べた結果、公式ではありませんが以下のサイトが見つかりました。

https://cacaotest.sakura.ne.jp/

どなたかが作ってくださったのでしょうね、とてもありがたいです。

HASHキーが長いので見ながら打つのは少し大変なのですが、途中まで打てば日付が出てきます。詳しい時間までは出てきません。

相談先や病院などで「いつの接触だったのか」と必ずしも聞かれるものではありませんが、知っておくと良いと思います。

保健所への相談からPCR検査日決定まで

それでは次に、「一致したキー」があった場合、どこに相談しどのような話をするのかを説明していきます。

相談コールセンターに電話

私の場合は、保健所への連絡より前に、まずコールセンターへ相談しました。

いろいろ調べていた時に出てきた「新型コロナコールセンター(0570-550-571)」へ連絡しました。

お住まいの地域ごとに相談窓口があるようですが、保健所の連絡先がわかる場合は直接連絡しても良いでしょう。コールセンターの電話番号は、自治体の公式サイトなどで各自ご確認をお願いします。

気になる混雑状況ですが、平日の昼間だったせいか待つこともなくスムーズに繋がりました。

相談コールセンターでは、まず「アプリの通知があった」旨と「一致したキーの数が1だった」旨を伝えました。

「いつ接触があったのですか?」とも聞かれましたが、この時点で私は接触日を調べる術を知らなかったため、「わかりません」と答えました。
他に、体温や症状の有無を聞かれました。私の場合、熱はないのですが一週間前に「体を横にすると咳が出る」という症状があり耳鼻咽喉科にいった経緯があったので、その旨を伝達。

以上の話で、「現時点で風邪の症状や倦怠感がなければ、PCRは強制しない。」とのことを言われました。合わせて、「咳の症状は今は薬でおさえられているだけの可能性がある。薬が飲み終わってからまた咳が出るようなら、そこでPCRを受けても良い」ともアドバイスをいただきました。

私の場合は、いつから出社して良いのか外出して良いのか、曖昧なままにしたくないのでPCR検査を受けたい旨伝えました。

すると、住んでいる場所を詳しく聞かれ「東京都○○区」までを返答。そして該当する自治体の保健所のコロナウイルス担当部署の電話番号を案内されました。そこで詳しく予約をするよう伝えられ、終話しました。

保健所に電話

時間も夕方に差し掛かり、保健所の窓口の受付時間がギリギリだったため、すぐに保健所へ連絡をしました。

先に連絡をしてた内容をほとんど同じことを伝えたところ、アプリ通知による相談者は公費でPCR検査が受けられる旨説明を受けました。ありがたいですね。

PCR検査自体は公費(自己負担なし)だが、病院ごとの初診料や検査費用は発生すると説明を受けました。費用は病院によって違うそうで、電話口では「1000円〜3000円くらい」との説明でした。

続いてどの病院で検査するかの話になり、ここでは住んでいる家の住所を番地まで伝えました。

「家から近い方が良い」と希望を伝え、確認から予約可否の確認まで電話を切らずに行ってくださいました。私の場合、電話の時点で病院が受付時間外だったため、「明日9時過ぎに予約が取れたかの連絡をします」を言われ電話が終わりました。

病院の予約完了

予定通り、相談をした翌日の9時半ごろに保健所から電話が入りました。明るい口調で「予約ができましたので、○○時○○分に検査いたします」とのこと。

病院によっては、検査前に先に費用だけを払うために病院へ行く必要があるようです。これは保健所からの指示に従いましょう。

また、予約完了の連絡時に、検査へ行く際の注意事項を何点か伝えられます。基本的なことですが、「マスクの着用」「できるだけ公共交通機関を利用しないで病院へ向かうこと」「家を出る前に石鹸で手を洗ってくること」「帰宅後、マスクは袋に包み口を結んで捨てること」でした。

いざPCR検査、そして結果連絡まで

最後に、病院でのPCR検査から結果がどのように教えてもらえるのかをお伝えします。病院によってはこの限りではない、と言うことをご理解ください。

検査

時間通りに病院へ行くと、思った以上に検査待ちの人がいて驚きました。全員病院の外で待機のため密の状態ではありませんでした。

名前を呼ばれ、病院の入り口でドアを開けっぱなしで検査を行いました。インフルエンザの検査と同じように鼻から綿棒を入れられる検査方法でした。

気になる費用ですが、私が支払ったのは1500円程度でした。公費でのPCR検査、本当にありがたいです。

当然のことですが、PCR検査を受けた人は、結果が出るまでは「自宅待機」が原則です。

結果連絡

翌日のお昼頃に、検査を受けた病院から電話が入りました。

夕方に検査を受けたのに、1日未満で検査結果が出るなんてすごいですね。

「結果は、陰性でしたのでご安心くださいね」との連絡。文字通りとても安心しました。

結果が陰性であっても、咳や熱などの風邪の症状がある場合は、その症状が治るまで出勤や登校は禁止との案内がありました。さらに、体調が悪化した際は病院へ連絡するよう指導もありました。

まとめ

長くなってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

この記事にたどり着いた方は、アプリでの通知を受けて不安を受けてる方だと思います。

落ち着いてログを確認し、キーが「1」以上でもコールセンターへ相談することでスムーズにPCR検査を受けることができます。

コールセンターの方や保健所の方の電話対応は本当に優しく安心できるものでした。スタッフの方や病院の方へは、改めて感謝しております。

気を付けていても感染はするものかとは思いますが、手洗い消毒うがいを忘れず、目に見えぬ敵と戦っていきましょう。